赤い月 終




んんん?

帰ってきた?
ソレ、うさちゃんだよね?

俺は?
オニは?


「薫…
ナニを監視してたの?」


「空。
うさぎサマが帰ってきた時オメェが居眠りこいてたら、またドッカ行っちまうかもしンねーだろ?」


いやいや。
居眠りなんてしねーし。

てか、できねーし。

でも…


(そっか。
俺の監視じゃなかったンだ…)


少し気が楽になった景時は、いつものようにヘラっと笑った。


「ありがと、薫。おやすみ。」


「おう、爆睡するわ。
また明日な。
うさぎサマ、まじありがと。」


もう一度うさぎに礼を言った薫が、手を振りながら部屋を出ていく。

騒々しい乱入者が去って、また二人きりになれたワケだが…