梅ちゃん!




「場所?」


聞き返すとコクりと頷く。


「いつも屋上で喧嘩したり、…こーやって密着したりしてね?」


確かに。
わたし達は、屋上での出来事が多い。


「そうだね。屋上カップルだー」


桐谷君を見上げて笑うと、桐谷君も笑っていた。

最近よく見せる、優しい笑顔。


そっとわたしの頭を撫でてから、


グー


「……」
「……」


お互いのお腹が鳴った。


「今日、帰りなんか食ってくか?」

「うんっ!」


それから授業が終わるまで、わたし達はのんびりした時間を過ごしていた。