「梅ちゃんが決まった途端、栗原君俺もやる!って手挙げたんだよ?」
「梅ちゃんの事好きなんじゃない?」
「梅ちゃん可愛いしね!」
周りの友達はそういうけど、わたし、可愛くなんかないし。
栗原君と喋ったことないし。
「はぁー」
机に顔をくっつけて、ため息をつくわたしをよそに、みんなはわたしの頬をつつく。
「梅ちゃんのほっぺ、柔らかい」
「可愛いー」
……眠くなってきた。
ふぁあ〜、とあくびをした直後、
「華子ぉーー!」
さっきまでいなかった莉奈がこっちに向かって駆け寄ってくる。
「なぁに莉奈?」
すっかり眠くなったわたしは、とろんとした目をしながら、莉奈を見る。

