梅ちゃん!




たどり着いたのは、前も来た屋上。


「あの、桐谷君……」

「はぁー。俺、なんであんなこと。」


隅の方で恥ずかしそうに背中を丸めてる桐谷君。


「あの……さっきの言葉、本当?」

「……お前が悪いんだぞ。」

「え?」

「もう、お前しか見えないんだ。諦めたくない。好きだ。」


さっきの台詞のような言葉を言われる。

胸の奥から熱いものが込み上げてくる。


「〜〜っう……」

「!!」


突然泣き出したわたしにパニクる桐谷君。


「えっと……嫌だったら悪ぃ。」


そっと、わたしを抱き締める桐谷君。

細そうだけど、ちゃんと筋肉がついてて、しっかりと背中まで手が回ってる。


「嫌われたのかと、思った……」

「は?」


ぼそ、と呟いたわたしに驚く桐谷君。