「う、うん。」
体育館で、翼、莉奈、わたし、栗原君の順に座る。
「恋愛ってことは、キスシーンあるのかな?」
栗原君がさりげなくすごいことを言う。
「さ、さあ……」
もう、しどろもどろになっちゃう。
「華子、動揺しすぎっ」
莉奈が笑いながらわたしをバシバシ叩く。
「だってー……」
言い訳を言おうとした時、電気が消える。
“まもなく、1年1組の劇を始めます”
放送部の人のきれいな声が流れる。
は、始まるっ。
ドキドキしながら、幕が上がるのを待つ。
幕が上がると、そこには桐谷君と梓がいた。
『ずっと一緒にいような。』
『えぇ。』
いきなりの甘いやりとりに、わたし達は少し照れる。

