「……オリジナルストーリー?」
看板には、ピンクなどで埋め尽くされている、聞いたことのない題名。
「そうだよー。ちなみに主役は俺。」
「えっ!」
「嘘だよー。俺は王子の友達。主役は蓮」
その名前を出されて、ピクッと反応してしまう。
恋愛物に、桐谷君が主役………?
「見に来てね。午後の2時からだから」
「い、行けたらいくね。」
良輔君は嬉しそうに微笑んでから、
「そのメイド服可愛いね」
と誉め言葉を残して行ってしまった。
見に行きたい。
でも行きにくい。
「梅ちゃん」
「はいっ!?」
急に声をかけられて驚く。
そこには栗原君。
「この前はごめん…。反省してる。」
あの時以来、気まずくなっていたわたし達。

