梅ちゃん!




キィ、とドアが開く音がする。

なんで来んだよ。


「……来んな。」

「桐谷君、聞いて――」


聞く?今さら何を。

もう好きじゃなくなった。とか、良輔が好きになった。とか、どうせそう言うことだろ。


だったら、聞きたくない。



「聞かない。お前なんか、大っ嫌いだ。」


俺はまた、前みたいにひどいことを行って去る。

泣けよ。泣いて、良輔にでも慰めてもらえ。


でも……こんなに胸が痛いのは、何でだ?

苦しい。

本当は、あんなこと言いたくなかった。


“俺のこと好きか”
“弁当なんで作んないんだ”


って、聞きたかったんだ。


もしかしたら、好きだったのかもな。

アイツのことが。
たまらなく、どうしようもなく。

だとしたら、最低なことを言った俺は、多分許されない……




*蓮side*