「良輔君、栗原君と知り合いなの?」
「うんっ!同じバスケ部だから」
いつものようにニパッと笑って返事をする良輔君。
栗原君、バスケ部だったんだ。
「あ、梅ちゃん。」
「うん?」
少し躊躇いながら口を開く良輔君。
「蓮のこと、嫌いになった?」
「……っ。なん、で?」
やっぱり聞かれると思った。
「いや…最近お弁当とか作ってないみたいだし。」
「……諦めたんだ。」
「えっ?」
良輔君、わたしのいきなりの発言に驚いてる。
「わたし…自信がなくなったの。」
「自信?」
「うん…。もし桐谷君に大切な人が出来たら、わたしは諦められるのかなって」
良輔君は困ったように眉を下げる。
「そんな…梅ちゃんらしくない」
「わたしだって……ネガティブになるよ。」

