そして、準備開始っ!
「梅ちゃーん、ここどうすんの?」
「梅ちゃんわかんないー」
あたふたするわたし。
どうしよう。
みんなを引っ張って行けてないよ。
栗原君が考えたように、分担をしている。
だから、少しは効率よくいくかなって思ったんだけど……
「大丈夫だよ。2人でみんなをまとめよう」
ポン、と軽く肩を叩いてくれる。
「うんっ!」
わたしは、木材を取りに行くために、莉奈と教室を出る。
「あ。」
莉奈が声を出して、わたしをつつく。
それに気づいて、莉奈の視線を見る。
「……桐谷君」
そこには、同じクラスの仲いい女の子がいた。
桐谷君の腕をさりげなく絡める。
桐谷君は爽やかに笑う。
でも、腕をとく気はない。

