「サンキュ」
と言って戻っていこうとする桐谷君の制服を掴む。
「……ん?」
不思議そうに顔を傾ける。
「今日、一緒に食べない?」
「無理。」
そんなあっさり言われると、傷つくよ…。
「じゃあ、今度食べようね!」
めげずに言ったはいいものの、桐谷君は返事をせずに言っちゃった。
……わたしが桐谷君のこと好きだって、覚えてるかな?
「莉奈ー」
「おかえり」
自分の教室に戻って莉奈に抱きつく。
「ダメだった」
「でも、まだチャンスはあるよ!」
「うん!」
自分の作った、桐谷君と同じお弁当を食べる。
同じお弁当を食べれるだけで、元気が出るよ。

