梅ちゃん!




「ね、店行ってみない?」

「え…迷惑じゃなかったら」

「全然大丈夫!さ、行こー」


階段を下りて、お店のレジに辿り着く。


「お、梓。手伝ってくれるのか?」

「うん!」

「じゃあ、まかせたよ」


お父さんらしき優しそうな人が、ニッコリと微笑むと、部屋の方に行ってしまった。


「よし、後はいつくるかだね。」


梓がお店の時計を見る。
時刻は17時15分。


「確かバスケ部は17時半に終わるから、そろそろかな!」


意気込む梓。
……でも、なんでそんなに梓はバスケ部とか、桐谷君に詳しいんだろう。

もしかして……?

一瞬浮かんだ考えを慌てて消す。

梓は本当に協力してくれてるのに、わたしってばなんてこと思ったの………