すぐに返信が返ってきた。


『わかった。』


たった一言だけど、ホッと息を吐く。

よし、まずは……


わたしは、電話帳から前に交換した里沙ちゃんの名前を探す。

ある内容のメールを送る。


里沙ちゃんは、数十分してから返ってきた。


『りょーかいだよっ♪
じゃあ、土曜日に。』


わたしは、3日後の土曜日に里沙ちゃんと話をすることにした。

ちゃんと、思いを伝えるんだ。


そして、それまでわたしと桐谷君が会話をしたことはなかった―……

お弁当も作らなかったし、すれ違いもしなかった。

お互いが避けているみたいだったから。