梅ちゃん!




こんなに妬いてばっかで、わたしは自分が嫌だ。


その瞬間、もっと驚く光景を見た。

桐谷君と里沙ちゃんが、抱き合っている。


………


わたしは黙って桐谷君の方に向かって歩く。


「桐谷君っ!」

「華子…」

「梅ちゃん?」


もう、無理だ。


「バカッ!桐谷君なんか、嫌い!」


走り去るわたし。
追いかけてきてよ、バカ。

里沙ちゃんより、わたしを大事にしてよ。



辿り着いたのは、知らない公園。


「はぁ…はぁ…ふっ……うぅ〜」


ポロポロ。

ごめん莉奈、せっかくメイクしてくれたのに。


「おねぇちゃん、だいじょおぶ〜?」

「……っ…?」


目の前に小さな男の子と女の子。