「わたし…どうしたらいいのかもうわからない。」
「華子?」
「いろんなことがごちゃごちゃになって…」
また涙が出そうになる。
「華子…」
パンッ、と鋭い音が響く。
わたしは、頬を叩かれた。
じんじんする。
「ばか華子っ!何弱ってるのよ!このままあの人に奪われてもいいの?」
「…やだぁ。」
「桐谷君に嫌われてもいいの!?」
「やだぁっ…」
想像しただけで涙が出る。
「泣くくらいなら、努力しなさいっ!」
「はぁい…」
莉奈のお母さんみたいな声で目が覚める。
桐谷君を諦めないって。
頑張るって。
決めたのに、わたし何を考えてたんだろう。
「よし!……ごめんね華子」

