「さて、と。梅川さん、授業どうする?」
「…もうちょっとここにいます。」
「そう。わかったわ。先生に言ってくるわね。」
保健室から出る先生。
わたしはベッドに潜り込む。
……今は、取り合えず落ち着こう。
気持ちを、落ち着かせないと。
「……ふあぁ」
時計を見ると、一時間くらいたってる。
「ぐっすり寝れた?」
「はい。教室に戻ります。」
「そう?」
「ありがとうございました。」
保健室のドアを開けようとすると、
「華子っ!?」
走って来たのか、息を切らせている桐谷君と、それを追いかけてきた良輔君。
「大丈夫かよっ?」
「うん。平気」
ふと、さっきの里沙ちゃんを思い出して視界が滲む。
わたしは慌てて良輔君の後ろに隠れる。
「は?なんだよそれ」

