本当、栗原君っていい人だな〜……
てゆーか、何部なんだろ?
あんまり栗原君のこと知らないな。
………あ!
「桐谷君!」
「……んだよ」
図書室を出ようとしていた桐谷君を呼び止める。
「ぶ、部活頑張ってね!ばいばい!」
桐谷君は、フンッと言って、出ていってしまった。
「……ククッ」
ん?
後ろから笑い声が。
振り返ると、そこには桐谷君の隣に座っていた子。
「あなた…梅川さんだよね?」
「はい……」
「可愛いのに、何で桐谷なんか好きになったの?もったいないよ」
「桐谷君しか、わたしは好きになりませんから!」
自信満々に、胸を張って答える。
そしてまた笑われる。

