次の日、あまり眠れなかったわたし。
目の下のクマがヤバイ。

まだお腹痛いし。


「華子、大丈夫?」

「うん。平気…」


利奈に心配されながら歩いていると、


「うーめちゃん♪」


この声は…


「里沙ちゃん。」


学校の手前で里沙ちゃんがいた。


「話あるんだけど…いい?」

「あ、うん。」


利奈は先行ってるね、と言って学校に向かう。


「始まるまで、何分?」

「15分だよ」

「わかった。」


まだ学校は始まらないのか、私服の里沙ちゃん。


「ここの公園でいい?」

「うん。」


2人でベンチに腰掛ける。


「あのさ…」

「うん…」

「あたし、蓮が好きなんだ。」


やっぱり。なんとなくわかってた。


「うん…」

「驚かないの?」