「きっりたにくん!」
「うわっ!!」
相当ビックリしたのか、目が点になってる。
「おはよう」
「はよ。」
「あっ、今日部活ある?」
「あるけど…」
よかった、と息を吐く。
「はいこれ。お弁当」
「サンキューな」
大事そうに鞄にしまう桐谷君。
「あと…」
「ん?」
「部活見に行ってもいい?」
聞いた途端、一気に顔が強ばる。
「だめ」
「なんで?」
「なんででもだめ。」
そこまで拒否らなくても……
もしかして、
「わたしが、バスケのルールとか知らないから?」
「ちげぇ」
じゃあなんで…。
「もういい。行かないから。」
と言って走り去る。

