「桐谷君も実行委員なんですか?」
「…じゃなきゃここにいない。」
わあお。
なんてごもっともな意見。
「梅ちゃん!蓮と知り合いなの?」
いつのまに来たのか、栗原君が横にいた。
「知り合いっていうか、わたしの好きな人だよ。」
サラッと言葉にする。
うわ……意外に恥ずかしい。
赤くなった頬を手で隠す。
「お、おまっ、……知らね!」
桐谷君は、少しムスッとして、でもほんのりと顔を赤くして、先に図書室に入っていった。
「栗原君、わたし達もはい……」
言いかけて、言葉が詰まる。
だって、栗原君が悲しそうな顔をして、わたしを見ていた。
「栗原……君?」
「あ……行こっか!」
またいつものようにニコッと笑う。
…気のせいだったかな?

