梅ちゃん!




ホットドッグ店に向かおうとする桐谷君の裾を握る。


「ん?」

「……お弁当、作ってきたの。」

「まじか。ありがとな」


ベンチに座ってお弁当を開く。

いつも学校に作ってるのと同じだけど、ちょっとだけ手をかけた。


「これ、作るの結構かかったろ?」

「え、うん…」

「本当、ありがとな。うまいよ」


ポンポン、とわたしの頭を撫でる桐谷君。

……えへへ。
なんか、今日はすっごい桐谷君の優しさを感じる。


「今度なんかお礼する」

「いいよー…。わたしがやりたくてしてるんだし」


まだ納得してないような桐谷君。

……あっ!


「じゃあ、メリーゴーランドかコーヒーカップ乗って」

「……は?」


急に顔をひきつらせる桐谷君。