「そうだよ。……羨ましい」
まるで王子の微笑みのように笑う栗原君。
「あのさ、俺も梅ちゃん、って、呼んでいい?」
「う、うん!もちろんだよ」
栗原君がわたしのこと梅ちゃんって呼ぶの!?
考えられない……
「あ。蓮っ」
栗原君がどこかに向かって声をかける。
……ん?
蓮って……
ガバッと顔を上げると、不機嫌そうなオーラが漂ってる、桐谷君の姿。
「きっりたにくーん!」
わたしは桐谷君に直ぐ様向かう。
当の本人は、眉をひそめて、誰?みたいな顔をしている。
「今日、告白した、梅ちゃんです!」
「はぁ?う、梅ちゃん?」
そりゃあ、自己紹介で梅ちゃんなんて言ったら、驚くよね。
でも、まずはお友達からっていうし、梅ちゃんって呼んでもらおう作戦だ!

