「なぁ」
「んー?」
「クリスマス、どこ行きたいか考えておけよ」
「うんっー」
桐谷君と一緒なら、どこでもいい。
でも、そういったら多分桐谷君は照れた顔でバカって言うに違いない。
………あれ?
「そういえば、わたし達初デートだね」
「……確かに」
緊張するなー…!
どんな服にしようかな、とか。
メイクしてみようかな、とか考えてみる。
「緊張するな」
「…うん!」
また一緒の気持ち。
えへへ。
こういうのって、以心伝心って言うの?
それから家に着くまでずっと桐谷君にしがみついていた。
「送ってくれてありがとう」
「あぁ」
桐谷君とわたしの間に自転車。
自転車、邪魔だよっ。
桐谷君に近づけない!

