梅ちゃん!




「…本当、自分でもどうかしてると思う。」


すると桐谷君はわたしから体を離す。

さっきまでくっついてたから、肌寒い。


「……さみぃ」


桐谷君も同じように思ってくれてて、嬉しくなった。


「わたしも寒い。一緒だぁ」


ニコッと笑いかけると、照れ臭そうに笑った。


「乗れよ。」


自転車の荷台を指差す。


「う、うん」


なんかすっごい漫画みたい。

ゆっくりと自転車に座る。


「っし、行くか。」


シャーと動き出す自転車。

な、なんか緊張するな。


「わ……っ」


急に動き出すから、ギュッとしがみつく。

……あれ?
すごい桐谷君、ドキドキ言ってる?


トクン トクン トクン


心拍数が早い。
桐谷君も、緊張してるんだ。