パタパタと音をたてて走るアイツ。
…危なっかしいな。
―体育館に行くと、良輔が話しかけてきた。
「蓮、もう梅ちゃんにプレゼント買った?なかなか決まんなくてさー…」
困ったように雑誌をめくる良輔。
おいおい……。
部活中だぞ。
1人でシュート練をする。
ガコッ
「蓮が外すなんて珍しいなー」
先輩やダチがけらけら笑う。
俺はそれよりも気にかかっていることがあった。
クリスマス……
俺は、アイツと過ごすつもりだったけど、もしかしてさっきの言葉の続き……
“クリスマス家族と過ごすの”
“クラスのパーティー行きたいな”
みたいな感じかもしんねえな。
……そうなったらどうしようもねえ。

