桐谷君はキョロキョロと辺りを見回してから、照れくさそうに顔を近付ける。
唇が触れる。
するとすぐにパッと離れてから
「また明日なっ」
ダッシュで行ってしまった桐谷君。
……なんか、今日は幸せ過ぎる日だな。
「華姉?」
………
「し、松太。」
ドアでボケーッと立っている松太。
「今の彼氏?」
「松太っ」
「キスしてた……」
呆然とした様子でぶつぶつ呟きながらポストから新聞紙をとる。
「松太、これは内緒だよ?」
「ナイショ?なんで?」
キョトンとする。
「だって、お母さん達にバレたくない。」
「……まぁいいけど。」
「ありがとうっ」
松太の背中を押して家に入る。
「ただいまーっ」

