梅ちゃん!




いつも家の前まで送ってくれる。


「近くのとこまででいいのに。」

「だめ。」

「なんで?」


桐谷君は真顔で


「お前が変な奴に狙われないように。」


と言った。


ドッキーン


「あ、ありがとう…」


桐谷君って、たまにこういう恥ずかしい台詞をさらっと吐くよね。

もう、ドキドキしっぱなしだよ。



「ブレザーも、ありがとう」

「おぅ。じゃあ、また明日な」


去っていこうとする桐谷君の腕を掴む。


「ん?」

「……チューして」


我ながら恥ずかしいことを言った!

今日はもうめっちゃ照れちゃうよ…。


「……ったく。」