カーテンの隙間から太陽の光が当たる。
ま、眩しい…。
もういいや。起きちゃおう!
「……んんー」
ベッドの上で背伸びをする。
「ふぁあ〜」
あくびをしながら時間を確認する。
7時ぴったり。
「よし!」
ガバッと布団から出て、着替え始める。
わたしのお気に入りの制服。
セーラー服なんだけど、リボンがチェックで、スカートにも少しだけレースが付いている。
この服を着るために、受験を頑張ったような物だ。
「華〜〜起きなさーい!」
一階からお母さんの声がする。
相変わらず声おっきいんだから。
「もう起きてるー!」
わたしも負けじとおっきいん声で返事をする。