ひらり、ひらりと舞う彼女。


彼女の後ろにあるのは、たおれた男。


敵も味方も、関係ない。


彼女の味方は、夜空に浮かぶ、まあるい月だけ。






目の前の男が倒れたとき、そこには桜色のパーカーをきた、彼女しか立っていなかった。
どこにいったのか、青龍の幹部も白亜の幹部も倒れてる男たちのな中にはいないようだった。


彼女は気にもとめてないようで、何事もなかったかのように近くの自販機でミネラルウォーターを買い、その場を後にした。