「フゥ~~いい気もち~」
手のひらで湯を掬い、
ゆっくり肩に流し掛け、
甘美な声音で俺を誘惑する。
すると、
「んッ!?」
突如、身体をビクつかせる杏花。
「どうした?!」
俺は心配になり、声を掛ける。
「うっ…うん……今、猛攻撃……受けて……る」
少し辛そうな声に思わず手を差し伸べて。
「大丈夫か?痛むのか?」
お腹に両手を当て、顔を歪める杏花。
俺はそんな彼女の身体を支えて、
猛攻撃を受けているその場へ
ゆっくりと手を這わせて。
その時、
ポコボコポコッボコッグィッ…
かなり激しい胎動が。
俺の手でも分かる程にお腹が張り出し
杏花の身体はますます強張る。
きっと、攣れて痛むのだろう。
俺はそっと……
緊張で硬くなった背筋を擦って、



