社長と極上の生活



昨夜と同じで先に上がる要。


その後ろ姿というか、お尻でさえ色っぽい。


仕事に追われていても、


毎日30分自宅のトレーニングルームで鍛えているだけあって


体中、程よく筋肉がついている。


贅沢すぎる視界を目に焼き付けて、


湯船から出ようとした、その時。


「んッ……」


脹脛を攣ってしまったようで、立ち上がれない。


それどころか、体勢が崩れて溺れかかって……。


そんな私の声に気付いた要。


彼はすぐさま駆けつけて、湯船から抱き上げてくれた。


そして、バスタオルとバスローブをかけてくれて


攣った場所を確認し始めた。


指先でその場所を教えると、ゆっくりと解すように


優しくマッサージするみたいに伸ばしてくれて。


数分後には攣れも治って、安堵の溜息が漏れ出す。


妊娠後期から出産しても尚、脚が攣りやすい。


運動不足が原因なのだろうけど、


要はそんな私を優しく気遣ってくれる。


「ありがと。もう平気よ。……っんッ!」


体を拭き終わった頃合いを見計らって


要は私を抱き上げ、寝室へと運んでくれる。