お腹が満たされ完全に寝入ってしまった斗賀。
私と要は、運ばれて来た夕食を摂ることにした。
本当なら晩酌をしたいだろうに、
私が授乳していることもあって
要も断酒してくれている。
そんな優しさが嬉しくて、
お料理越しに彼をじっと見つめていると
「今すぐ食べたくなるから、それ以上見るの禁止」
「っ/////」
本当に欲しい言葉をいつも投げかけてくれる。
たった一言なのに、一瞬で心が満たされるから。
「明日、帰るの止めるか」
「へ?」
「何か、帰りたくなくなって来た」
珍しく愚痴を溢した彼。
だけど、その一言も私を倖せに浸らせてくれる。
「仕事が一段落ついたら、また旅行しよう?」
「そうだな」
今は一番忙しい時期だと分かってるから、
彼の背中を私が押さないといけない。
「入浴剤買って帰ろう?そしたら、おうちでも温泉旅行した気分になれるよ」
「それって、一緒に入るってことだよな?」
「っ/////………お望みであれば」
「よし、決まりだからな」



