「丸山さん、私そろそろ………」
「あっ、もうそんな時間ですか?」
「………はい、ごめんなさい。人手不足なのに……」
「大丈夫ですよ。いざとなったら、後輩に手伝わせますから!」
「後輩?」
「はい、あそこら辺に居るのは皆俺の後輩ですから」
「えっ?!」
丸山さんが指差した先は、
ワインやらワイングラスを販売してるブース。
言われてみれば、そうだよね。
丸山さんも木村さんだって、一条の社員。
元は本社である一条ホールディングスに勤務していた。
後輩が居て当たり前なんだ。
「それなら、私は安心して戦場に赴けるって訳ね?」
「はい、ご安心下さい。ここからでも十分見えますし、応援してます」
「あっ、有難う////」
「おいっ、オーナーが行くって!」
丸山さんが木村さん達に声を掛けると、
「オーナー、頑張って下さいねぇ~♪」
「応援してますからねぇ~オーナー!!」
「ッ?!////有難う、行って来ます////」
スタッフとお客さんの視線を浴びながら、
私は待ち合わせの場所へと向かった。



