「そろそろ、お昼休憩?」
「あぁ。って言っても、会長夫妻と一緒に子供達と食べるけどな」
「そうなんだぁ。私達はもう少し経ってから交替で摂るから」
「ん、分かった」
「もう少ししたら、村岡さんが斗賀を連れて来ると思うけど」
「ん、本部席で見てるから安心しろ」
「うん、お願いね?」
要はさり気なく、レジ台に置かれた私の手をそっと握った。
そんな彼の何気ない行動に胸が早鐘を打つ。
「頑張れよ」
「……要も」
お互いほんの一瞬だけど見つめ合い、
それを合図にまた頑張ろうと気合いを入れた。
午後4時を回った頃、
カフェのブースも漸く落ち着いて来た。
それに、私にはもう一仕事ある。
肉体的には結構疲れて来たけど、
これからは精神的に極限まで疲れると思う。
だって……―――………



