俺の胸に手をつき、俺の顔を見上げている杏花。
俺はそんな彼女の髪を撫で、
「ん?………じゃあ、杏花はどうしたいんだ?」
「どっ、どうしたいかだなんて……////」
明らかに動揺し始めた。
そうそう、こういう反応だよ、俺が欲しいのは。
照れるように顔を背け、
感情を隠すように俺の胸に倒れ込んで。
こういうストレートな態度は嫌いじゃない。
いや、むしろ好きだ。
ううん、違うな。
これがなきゃ、男は萌えないだろ。
俺の胸に寄り添う彼女を無理やり剥がすかのように
俺は彼女の顎を持ち上げ、視線を絡ませる。
ッ!!////// 反則だろ。
既に潤んだ瞳を目にして、
俺のスイッチが一瞬でONに。
じーっと見つめ合う視線を先に破ったのは杏花。
けれど、それは決して嫌なモノではない。
俺を挑発するかのようにゆっくりと閉じられた瞳。
俺は吸い寄せられるように瞼にキスを落とし、
そして、額……こめかみ……頬………耳へと。
ゆっくりじっくりと存在を確かめるように……。



