社長と極上の生活



ちょっと懐かしい……このぬくもり。


たった2週間しか経ってないのにね。


彼の腕の中の心地良さは何とも言えない。


育児疲れもあっという間に吹き飛ぶほど。


「杏花、ごめんな?」


「ん?」


「疲れてるのに、我が儘言って」


「ううん、全然我が儘じゃないよ?」


「へ?」


「こうしてると、私癒されるし、充電出来るもん」


「ウソつけ」


「ホントだって」


「俺が居なくたって、爆睡の奴が」


「ッ!!そ、それは、仕方ないじゃない」


「フッ、まぁ、いいさ。アイツには期間限定で貸してやってるんだから」


「………」


要は私を抱きしめ、満足そうに微笑んでいる。


『期間限定で貸してやってる』って。


父親としては不適切な発言だけど、


夫としては最高の褒め言葉よね。


そんな彼の言葉が嬉しくて、


もっともっと…と、欲をかいてしまいそう。