社長と極上の生活



斗賀を出産してからというもの、


要と2人でゆっくり過ごす時間が無い。


私が寝付くまで傍にいてくれる事はあるものの


斗賀の授乳が2~3時間おきだから


当然、夜は別々だし。


生活リズムが全然違うんだもん。


仕方ないと言えばそれまでなのだが。


でも、彼の声のトーンから察するに


相当我慢をさせているのかもしれないわね。


ママとして、斗賀に必要とされるのと同じくらい


妻として、要に必要とされている。


―――――――私って、本当に倖せ者だわ。




授乳を終えた私は、手早く斗賀を寝かしつけて、


要が横たわる………ベッドの中へ。


無言のまま、スッと差し伸べられる彼の腕に


引き寄せられるように頭を乗せて。


「お待たせ」


「………」


要は無言のまま、私をギュッと抱きしめた。