両手をギュッと握りしめると、
包み込むみたいに要の手が重なった。
「斗賀が上手く吸えないのか?」
「えっ?」
「それとも、予備として……してたとか?」
「………」
要は搾乳の訳を聞いて来た。
「要、あのね?」
「ん」
「斗賀はちゃんと吸えているのよ?」
「ん?」
「お腹いっぱいになるから、こうして気持ち良さそうに寝れるんだし」
「………ん」
「でもね?吸えたからといって、母親はそれだけじゃ…」
「……ん?それだけじゃって、他に何かあるのか?」
要は腑に落ちない表情を浮かべた。
はぁぁ~~ぁ~。
母親になるって、
恥じらいを捨てる事が激増するのね。
普段、口にしないような事を次から次へと
話さないとイケナイだなんて……。
私は小さくため息を零し、



