「フフフッ、ね?いいでしょ?」
「あぁ。もしかして、『杏花』という名前はお義父さんが?」
「ウフフフッ、正解♪」
「やっぱり」
実家の寿司屋のメニューも拘り抜いてつけている。
寿司屋と言っても、お寿司だけでなく
懐石料理として一通りある為、
料理に対してのプロ意識は半端ない。
そんな父が考え抜いてつけてくれた私の名前。
小さい時は、『今日か?』『教科書の~』等と
“きょうか”という響きが出て来るだけで、
からかわれたりもしたけど、
今は、大好きな人が呼んでくれるから
本当に心から好きになれた。
今では母親になったけれど、『ママ』でなく
これからも『杏花』と呼んで貰いたい。
私を優しく抱き寄せる要に、
「それで?どんな名前にしたの?」
「名前か?」
「ん」
要は照れくさそうに破顔して、



