私が探し求めていた息子と要の姿が。
「要、何でいるの?」
私が驚きながら口を開くと、
「杏花様、坊ちゃまが寒がります。扉を…」
「あっ、ごめんなさい!!」
私は慌てて浴室内へと入り、ドアを閉めた。
そこには、ベビーバスに浸かる我が子と
その息子を大事そうに支えている要が。
「要」
「ごめんな?目が覚めたら、いないから驚いただろ」
「うん……相当ね」
本来なら、大声を上げて怒鳴りたい所だけど
気持ち良さそうに湯に浸かっている我が子を見たら
怒るに怒れなくなってしまった。
それじゃなくても、浴室は声が響くし。
要は村岡さんの指示の下、
壊れ物を扱うみたいに丁寧に沐浴を。
浴室を出て、
再び、ベビーベッドへ寝かしつけ、
子供を村岡さんに任せて、私と要は上階の寝室へ。



