―――――――えっ?
ん?? これって、どういう事?
村岡さんを示す猫の置物は左向き。
そして、いるはずのない要を示す犬の置物も左向き。
一体、どうなってるの?
2人共、この自宅内にいる事になっているなんて。
もしかして、今朝、出掛ける際に忘れたとか?
でも、村岡さんの姿だって見当たらなかったけど。
トイレにでも入っているのかしら?
私は1つ1つ端から探す事にした。
すると、
「ん~いいですよ~~」
上階のゲストルームの浴室のドア越しに
僅かにだが、村岡さんの声が漏れて来た。
私は躊躇することなく、
「村岡さん?そこにいるんですか?」
「えっ?あっ、杏花様、起きられたのですね?」
返答と同時に、浴室のドアが開いた。
そこには……――……。



