【BL】腐男子な俺の恋フラグ



それから、勿論昨日のリピーターのお客様は何人か居た。
中には厳しい評価の人もいた。いや、むしろ居て当然である。

だけど、それでもこうして足を運んでくれたんだ。


2度も同じ失敗は出来ない。

俺は常に最善を考え、働いた。よく店の手伝いをしてるとか聞くけど、そういう人って本当にすごいんだと今日改めて思った。

いつもはへー…と漠然と偉いなーと思っているだけだったが実際に経験して分かった。働くって事は本当に大変なのだ。



そうして午前の営業は終了し、休憩時間に入る。






「槙ちゃん、今日は大活躍ね!スムーズにお客様が流れてたもの」





そうして晴れやかな笑みを浮かべてくれるお母様。






「…すみません、俺、調子に乗っちゃうんで褒めるなら後にして下さい」





いつも失敗するときは俺が浮かれた時なのだ。
夏休みの満身創痍事件然り、昨日の電話然り。…きっと気が抜けるからだろう。

直さないと…とは思うのだけれど中々人間変われないって事だなうん。