「今から作るから…「いい加減にしろ」





もう、我慢の限界だった。
今は9時過30分過ぎ。とっくに学校は始まっている時間帯だった。




「律…?」



「一々うるせー。寝かせろ。それで俺にもう近づくな。鬱陶しい」





俺は吐き捨てるように怒気を含ませながら言った。
コレで良いんだ。コレでやっと落ち着いて―――…






「それは嫌だ」



「!!」





―――いつもなら、ごめん律、と言ってくるのに。何故か今日は違った。こんなの初めてだ。





「そんな事言って、俺に風邪をうつさないようわざとそんな事言って遠ざけてるんだろ?」





そんなわけない、と言いたかったが、生憎さっきの怒鳴り声で上手く声が出ない。