「だから、槙は俺と関わるのをもうヤメロ」
「!」
――――俺は、振られてそれで嫌われてそんな事を言われるんだと思ってた。
でも、こんなのは―――こんな振られ方は、望んでない。
だってコレじゃあ律が悪いみたいになってる。
「…なんで…?……律は俺とずっと一緒に居てくれるんじゃなかったのか?」
俺が生徒会に入るって言った時、言ってくれたじゃねーか。
『その代り俺とずっと一緒に居ろ』
―――あの言葉が俺にとってどれほど嬉しかったか。
「…あんな口約束、忘れろよ」
「律の嘘つき」
「……………」
「そんな嘘つきの律なんて大っ嫌いだ!バーーカ!!」
俺はそう言ってそのまま部屋を飛び出した。


