そうして奥へ進んで俺を待ち受けていた人物とは…
「よぉ、槙。久しぶりやな」
「まさかの牛丼さん!?」
前風紀委員長だった。
しかし泣く子も黙ると言われる彼は包帯を足と腕とにグルグル巻きにされた状態でのご対面だった。
ツンツン金髪が今は寝癖金髪になってるよ。
…じゃなくてだな。
「一体その傷どうしたんですか!?」
俺は慌てて尋ねる。
「足と腹はお前の相棒にやられたんや。腕は城ケ崎の野郎や」
あぁ、会長骨折ったって腕の骨折ったんですか…って納得出来るか!
「なんでそんな事に!?しかも俺の相棒って律の事ですか!?2人って何か接点ありましたっけ!?」
俺の記憶が正しければほとんどなかったように思われるのだが。


