仮にもお前の…何!?
恋人!?嫁!?夫!?妻!?旦那!?
もうそこまで進展してたのかよチクショウ!
全然気づかなかった!全然知らなかった!
だって夏休みに俺の家来たときあんまり2人で喋ってなかったじゃん!!
はっ…まさか…ソレがきっかけで2人の距離は縮まってしまったのか!?
何故俺はその現場を見過ごしたんだぁぁああ!!
俺のバカバカバカ!!
絶対あの2人キス以上の事してるよ!!
だって朝から家に呼ぶような間柄だぞ!?
あーもったいないなぁ…
しかもあそこまで徹底して隠さなくても良いのにさぁ…
良いじゃん。ちょっと萌え萌えするくらい。よだれ垂らして見物するぐらい。別に邪魔はしないのに。
わざわざ会計の先輩に頼んで足止めまでさせるなんて…
律の機嫌悪かったのは、俺が2人の仲を余計な詮索しようとしたからって事だろ?
…なんだよ、2人して。
そんな事を考えていたら屋上に着いた。今日の風は優しくて気持ち良かった。走りすぎて汗かいたからというのもあるのだろう。
そう言えば、昨日から俺寝てないや…
会長や律の事を考えるとムカムカしたので俺は横になり、ふて寝をする事にした。
フンッだ!


