別に頼るためとか相談するためとか愚痴るためじゃない。
今回はきちんと話を聞きに行くだけだ。
草笹先輩が言ってた。俺の昼飯が当番制だって。つまりは生徒会で、俺の昼飯を見張らなければならない“何か”をしているのだ。
しかも誕生日とかはとっくに過ぎているから嬉しいドッキリパーティーとかではない。何か俺に知られたら“マズい事”だと思う。
もしかしたら最近律が機嫌悪いのも昼飯付き合ってくれないのもそのせいかもしれない。だけど、あれほど律は生徒会に入るのを拒んでいたのに。…それほどの用事があるという事なのだろうか?
花峰先輩が言ってた。
律が忙しいのは俺が写真をばらまいたせいだって。
でも、よくよく考えてみればそれは今に始まった事じゃない。前から隠し撮りして配ってた。
それに律は自分のファンクラブを1人で壊滅させたほどだ。そんな人が生徒会の手を借りるなんて…信じがたい。
そうなると、やっぱり律の様子がおかしいのは別件という事になる。
…やっぱり駄目だ。俺1人で考えてても埒が明かない。
しっかりしろ、俺。律に振られたくらいでめそめそしてても何も解決なんかしない。
とりあえずはこの状況を把握する事が先決だ。
律の事はそれからだ。今、俺に出来る事をやらないと。他人任せはダメだ。他人に期待するばかりもダメだ。
俺は男なんだ。女みたいにめそめそなんかしていいわけがない。
人前で泣くなんて無様な姿は見せてたまるか!
俺は会長たちに男の中の男だと認めさせてやるんだ!!


