「んー…なんか訳ありという事は分かった。もしかして香川と喧嘩でもした?」
ギクリ…
「あ、もしかして園に告白された事香川に言っちゃったとか?」
「!!な、なんで草笹先輩がその事を…」
俺、律にしかまだ話してねーのに!!
「…あー…まぁ、園に聞いたから。これからは当番制だった槙の昼飯は全部俺がやってくれって言われた時に」
どうも様子がおかしかったんだよなーと彼は少し困ったように笑った。それでも彼の爽やかさは健在だった。
そして、彼はポツリと続ける。
「まぁさ、男が男に告られるなんて嫌な奴には嫌なんだろうけどさ、」
「……………」
「園、槙に言われた言葉が本当に嬉しかったんだって。だから槙ともっと近づけたら…と思って言葉が勝手に出ちゃったらしい」
でも、俺は花峰先輩にそんな凄い事は言ってない。当たり前の事を言っただけだ。たったあれだけの会話で気持ちが揺らぐなんて間違ってる。それはただの勘違いというやつだ。


