さっきまでとは違う雰囲気に俺は思わず足が進む。 近くまで行くと、腕をグイッと引っ張られ抱きしめられた。…あ、良い香りがする。 元々染みついた香りが違うのか、俺の家の石鹸使ってるはずなのに会長の方が良い匂いがする。というより大きい腕だなぁ…肩も広い… なんか不覚にも落ち着いてしまう。 「…おい、槙?」 ―――俺は、会長の腕の中で眠ってしまったのだった。 その後、会長が俺の額ににキスをしてその場を姉貴が激写したという話を聞くのはもう少し後の事だった。