「だだだだって…俺の息子、まだ成長盛りで発展途上国だから…」
まだ先進国みたいな大きさになってないんだよ!俺、律とか会長のを近くで突きつけられたらカルチャーショックを受けてへこむ!
…え?ご飯時にそんな話をするもんじゃないって?
そんな苦情は俺じゃなくて姉貴に言えぇぇぇえ!!
「俺は気にしないけど?」
それは大きいから言えるんだ!大富豪が貧民の気持ちなんて分かるわけねー!
「俺が気にするんだ!」
俺の涙ながらの訴えに、父さんと母さんが同調してくれ、さすがの姉貴も2対1に渋々と引き下がった。睨まれても恐くない。ここだけは男として譲れない。
そして会長が風呂に入っている間に俺はせっせと後片付け。しかし、その途中で皿を割り、指を切り、掃除機のコンセントに机の脚をひっかけ、さらに皿を割った。…あぁ、母さんに青筋が浮かんでいる。姉貴ほど恐くないけど…それは母さんに俺があまり怒られた事がないからで。宇宙一恐いはずの姉貴は母さんの事だけは言う事を聞くからな…帰ってから俺、怒られてばっかだし。まぁ、俺が悪いんだけど。


