「槙の姉さんもそれが分かってて槙にあのメガネかけるように言ったんじゃないのか?」
「アレは姉貴が地味に行動するための必須アイテムだって言ってた」
―――――…あれ?
その割には俺、地味に過ごせてなかったよな?何でだろ?どこから間違えたんだ?
「へぇー…」
そう言ってマジマジと俺を見る会長。…いや、あの、そんなに見つめないで下さい。
当初よりは慣れたものの、まだ完全に慣れたというわけではないんだ。ジッと見つめられたら緊張しちゃうじゃないか!!
「槙」
出た!!イケメンボイス!!もうやめてくれ!!
「そんなに赤くしたら襲いたくなる」
み、耳で囁かれた!!篠原槙、一生の不覚!!いや、でもこのイケメンボイスは誰でも一瞬ハフンってなるよね!?なりますよね!?
バンッ!!
そう考えた時だった。俺の部屋のドアが勢いよく開いたのは。


